中長期的な幸せを測るのが人生満足尺度でしたが、短期的な幸福度の指標として、感情としての幸せであるポジティブ感情を測っています。
ポジティブ感情を多く感じている人は、
・ストレスがかかっても、すぐ復活する。
・物事の決定が効率的になる(すぐに全体像を掴める)
・創造性が向上する
・人とのコミュニケーションを楽しめる
という事が知られています。
ただし、ポジティブ過ぎると、注意深さや分析力が落ちる傾向があるとも言われています。何事もバランスが大事。ポジティブとネガティブの比率は、だいたいネガティブ1に対して、ポジティブが1〜3くらいが良いと言われています。
ネガポジのバランスはあるものの、人間は基本的にネガティブな方に目が向きがちなので、ポジティブな感情に目を向けるように心がけてみてください。
また、ネガティブな感情の方があまりにも多いと幸せでなくなっていくので、是非ポジティブな面に目を向け、よりポジティブな感情を味わえるようになると良いですね。

ー出典・参考ー
ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則 バーバラ・フレドリクソン著(日本実業出版社,2010)
On the link between different combinations of Negative Affectivity (NA) and Positive Affectivity (PA) and job performance ,
Van Yperen, 2003
The influence of positive affect on decision-making strategy, Isen &Means, 1983
カテゴリー:Well-Being